2016年8月10日水曜日

<解説> Pagi-pagi ia sudah ke sawah.

Pagi-pagi ia sudah ke sawah. 朝早くもう田んぼへ行きました。
 
<単語>
 
pagi 朝
pagi-pagi 朝早く
ia 彼、彼女 、三人称、dia
sudah すでに
ke へ
sawah 田んぼ
pergi 行く
 
<文法>
 
Pagi-pagi
pagi2回繰り返すことで「朝」を強調し、「朝早く」となる。
 
ia 
普通、日本語では「彼」とか「彼女」とかは略され、使わない。また、「彼」とか「彼女」とかは違う意味(ボーイフレンドやガールフレンド、恋人など)で使われることが多いので、なおさら訳さない。
 
sudah
もうすでに~した、という意味。インドネシアの挨拶はいろいろあるが、日本語の感覚で「こんにちわ!」つまり Selamat Siang! という人はあまりいなかったように思う。東京でインドネシア人の先生が授業が終わって帰る時、生徒に Selamat Siang! と言ってたので日本人の私たちはあれ?って感じだった。ちなみに、Sudah makan? (= ご飯食べた?中国語の吃飯了嗎?と同じ)は質問というよりあいさつみたいだったと思う。まぁ、40年前の話なので今はどうなのか知らないけど。私は最初なんでみんなおんなじことばっかりきくんかなぁと思った。「Belum まだやけど」と答えたからといっておごってくれるわけではないし、単なるあいさつやったわけや。
 
ke sawah. 
本来は pergi ke sawah だけど、pergi (行く)が省略されている。インドネシア語はsingkatan(略語)もそうだけどやたら省略するのが好きみたい。いや、むしろこの場合pergiがないほうが自然で普通だ。道で知り合いにあうと Mau ke mana? (= どこ行くの?)もよく聞かれた。これもあいさつみたいなものだろう。したがって Jalan-jalan saja. とテキトーに答えてた。ちなみに、スンダ(=西ジャワ)では、Mau ke mana? は Bade ka mana? と言う。